やんばるの自然を守りたい

IoTを活用した環境保全活動「おきなわ自然保護プロジェクト」の紹介と、「やんばる」のあるべき姿、かつてあった様を取り戻すべくマングースの防除活動を行っている、株式会社 島嶼生物研究所の河内様のお話を聞きました。

これまで当たり前のようにあった環境が急速に変わりつつあるなかで、テクノロジーを用いることで、活動内容をどのように転換できるのでしょうか。

また、世界的な自然環境保護活動についてもご紹介いただきました。
日本での自然保護活動は行政の予算が主であるがためか、多くの予算がもうけられている状況ではありませんが、海外では行政予算はもちろん、寄付に対する意識も高いため戦略的に保護活動を行なえている状況とのことでした。

一方で貴重な予算の中で、効率的に保護活動を行うためには、テクノロジの活用が欠かせないこともみえてきました。

ドローンを活用することで人の匂いがつきにくくなったり、IoTセンサーとAIによる分析などを活用することで、作業時間を大幅に短縮することができ、そのぶん人的資源を有効に生かすことができるという河内さんのお話が印象的でした。

また、加賀様のコメントで、5G回線を活用した防災の取り組みなどは、離島が多く、台風も多く到来する沖縄にとっては重要な検討事項だと思いました。

ご出演

■崎山 一葉
リゾテックアンバサダー

沖縄県那覇市出身。​
2011・2012 沖縄観光親善使節 ミス沖縄。​
2004年から東京にて、クイズ番組の海外リポートを始め、スポーツバラエティやサッカー、格闘技、ゴルフ等スポーツに関するMCやリポートの他、現在は経済や行政の分野も幅広く熟す。​
修学旅行アドバイザーや、下地島宇宙港アンバサダー、リゾテックアンバサダーなどITや県内初の試みに挑戦中。​

■加賀 武史
沖縄セルラー電話株式会社 ソリューション営業部 担当部長​
沖縄セルラー アグリ&マルシェ株式会社 執行役員常務アグリ事業担当

2001年 明治大学農学部卒業​
2001年~2009年 横河電機株式会社IA事業本部にて国内外の顧客に対して、センシングやコントロールシステムの技術営業を担当、幅広い業種のアプリケーションを担当する。​
2010年 沖縄セルラー電話株式会社に入社。カスタマーサポート部門で光インターネット通信やスマートフォンの部門を担当し、2013年より社内の新規事業担当として植物工場事業(現アグリ事業)を担当し人工光植物工場からスマート農業、六次産業化まで幅広い事業立ち上げを経験し、2019年に設立された沖縄セルラー アグリ&マルシェ株式会社の執行役員常務として沖縄の一次産業や地域の課題解決に取り組んでいる。​
【中心となって取り組んだ受賞歴など】​
2017年総務省 ICT地域活性化大賞 奨励賞受賞​
2018年総務省「異能vartionアワード」ノミネート​
2021年JAISA 自動認識システム大賞 大賞受賞

■川内 紀浩
株式会社 島嶼生物研究所​ 代表取締役

1998年大学院修了後、沖縄へ。琉球列島の生物多様性に魅了される。数年、沖縄の生物と戯れ、2001年から関東圏で野生動物に関連する会社に就職。その後、2007年より再び沖縄へ。沖縄では絶滅したと考えられていたオキナワトゲネズミの再発見やマングース防除対策など、沖縄でのフィールドワーク・データ解析を通し、島嶼地域における様々な問題にも直面。琉球列島の自然環境を保全していくために2017年に株式会社島嶼生物研究所設立に携わり、2021年から代表取締役に就任。現在、先駆的な技術を海外から積極的に導入し、約20名のスタッフとともに侵略的外来生物対策に奮闘中。​

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