知事あいさつ
はいさい、ぐすーよー、ちゅーうがなびら。
皆様、こんにちは。
今年も、県内外から150社以上の参加企業の皆様をお迎えし、「ResorTech EXPO 2023 in Okinawa」が盛大に開催されることを、心よりお慶び申し上げます。
沖縄県では、社会・経済のDXを推進する取組を「ResorTech Okinawa」と総称しており、持続可能な自立型経済の実現を目指し、県内情報通信産業の高度化や産業DXの促進に向けた様々な取組を行っております。
今年のEXPOのテーマは「沖縄発、リブートジャパン!」として、コロナ禍で落ち込んだ日本経済を、ここ沖縄から再起動しようという思いがこめられています。
今回は世界基準の映像、照明設備を有する沖縄アリーナへ会場を移し、最新のデジタルやDXに関するソリューションの展示を始め、様々なシンポジウムやワークショップ等のプログラムが数多く用意されております。
また、本EXPOのグローバル化を再確認し、台湾からの出展や韓国からの来場も予定するなど、海外との接点や交流機会の創出にも力を入れております。
このEXPOが、IT産業と他産業の連携・共創を後押しし、産業DXの加速化に貢献するとともに、「ResorTech Okinawa」をリードする重要なイベントとして、より一層発展していくことを期待しております。
いっぺーにふぇーでーびたん。
ありがとうございました。
沖縄県知事 玉城 デニー
委員長あいさつ
ResorTech EXPO(リゾテックエキスポ)の実行委員長を務めております、ISCO(一般財団法人 沖縄ITイノベーション戦略センター)理事長の稲垣純一です。
早いもので、今回のResorTech EXPOは第5回目の開催でございます。これは2020年2月の「プレ開催」から数えての回数ですが、この2020年2月こそ、まさに新型コロナウィルスの影響が深刻化した時期でした。それからの4回は、常に延期か中止の可能性との闘いでしたが、4回とも、誠に幸運なことに1万人規模で、会場での対面による展示会を実施することができました。
しかも、万が一の事態に備えてのオンライン開催を全国の大型のイベントに先駆けて準備でき、感染防止対策にも最新のITを活用して、リアルの会場とのハイブリッドの実施形式を毎回進化させることができました。今となっては、これは不幸中の幸いとても言うべき結果をもたらしたと考えております。これもご来場いただいた皆様、ご協賛・ご出展頂いただいた皆様、ならびに関係者の皆様のご理解ご協力のおかげと感謝しております。改めて御礼を申し上げます。
さて、5回目の開催となりました今年のテーマは、『沖縄発、Reboot Japan!』です。「Reboot(リブート)」は、再起動、再出発を意味します。DX(デジタルトランスフォーメーション)を進め、未来のためのイノベーションを実現するためには、国や地域、業界、そして規模の大小を問わない産・官・学の、組織を越えた様々な連携を創造する「場」が必要です。沖縄がこのような形で内外のお役に立つならば喜ばしいという思いを、この言葉で表現いたしました。
そこで、今回は海外との関係復活を目指し、スタートアップの推進や学生イベントの試みなどの新たな取り組みも加えて、「沖縄アリーナ」という新たな会場で、最新のデジタル映像を活用しながら開催できますことを大変有難く思っております。沖縄の代表的なわらべ歌に「てぃんさぐぬ花」がありますが、これは鳳仙花です。鳳仙花の種がぱっと弾けて遠くまで子孫を残すように、今回の展示会がこれまで以上に、多くの分野の皆様のお役に立つことを願います。
この場から、そして沖縄から、新たな持続的発展ができる社会(Society5.0)の構築を、皆様と力を合わせて、目指してまいりましょう。
実行委員長 稲垣純一